
最近、こんなことで悩んでいませんか?
「人の名前がすぐに出てこない」「何をしようとしたか忘れてしまう」「仕事の集中力が続かない」――40代以降、多くの方が記憶力の衰えを実感しはじめます。
じつは今、脳の健康維持に注目されている成分があるんです。それがエルゴチオネイン。
キノコ類に多く含まれるこの成分は、国内外の研究で記憶力や認知機能への好ましい影響が報告されており、機能性表示食品としても認められています。
この記事では、エルゴチオネインが脳の健康にどのように関わっているのか、最新の臨床試験データをもとに科学的根拠を解説します。さらに、どんな食品に含まれているのか、どのくらい摂取すればいいのかも具体的にご紹介しますね。
「最近、記憶力が気になる」というあなたに、ぜひ知っていただきたい情報です!
目次
1.エルゴチオネインとは?脳の健康に注目される理由
1. エルゴチオネインの基本的な特徴
2. なぜ今、脳の健康成分として注目されているのか
3. 血液脳関門を通過できる特別な成分
2.エルゴチオネインが記憶力に与える影響とは
1. ヒトを対象とした臨床試験の結果
2. 言語記憶力の改善が確認された研究データ
3. マウス実験でも示された記憶学習能力の向上
3.脳の疲れと認知機能をサポートするメカニズム
1. 強力な抗酸化作用が脳細胞を守る仕組み
2. 神経細胞の成長を助ける働き
3. 抗炎症作用が脳の健康維持につながる可能性
4.認知機能への科学的エビデンス|臨床試験から分かったこと
1. 健常者および軽度認知障害者を対象とした研究
2. 注意力・反応時間の改善データ
3. 血中濃度と認知症リスクの関係
5.エルゴチオネインを効率的に摂る方法
1. 含有量が多い食品ランキング
2. タモギタケ・ヒラタケ・エリンギの実力
3. 調理方法による栄養の変化
6.サプリメントで摂取する場合のポイント
1. 1日あたりの推奨摂取量
2. 機能性表示食品の選び方
3. 継続摂取で血中濃度を保つことの重要性
7.エルゴチオネインを取り入れる際の注意点
1. 副作用の報告はあるのか
2. 薬との飲み合わせについて
3. どのくらいの期間、続けるべきか
1. エルゴチオネインとは?脳の健康に注目される理由
最近、健康情報番組や雑誌で目にする機会が増えた「エルゴチオネイン」。 聞き慣れない名前かもしれませんが、じつは脳の健康維持に期待が高まっている成分なんです。
1-1. エルゴチオネインの基本的な特徴
エルゴチオネインは、キノコ類や一部の細菌のみが生成できる希少なアミノ酸の一種です。
1909年に発見されて以降、長らく注目されてこなかったのですが、近年になって強力な抗酸化作用や神経保護作用があることが分かり、世界中で研究が進められています。
人間の体内では、血液中や脳、肝臓などの臓器に蓄積されていることが確認されており、生命維持に重要な役割を果たしていると考えられているんですよ。
1-2. なぜ今、脳の健康成分として注目されているのか
理由は大きく3つあります。
①抗酸化作用が非常に強い 脳は酸化ストレスにさらされやすい臓器。エルゴチオネインは活性酸素を除去し、脳細胞を守る働きが期待されています。
②神経細胞の成長を助ける 神経栄養因子という物質を誘導し、神経新生を促進することが研究で示されています。
③臨床試験で実際に改善データがある ヒトを対象とした臨床試験で、記憶力や注意力の維持に関する好ましい結果が報告されているんです。
これらの科学的根拠から、機能性表示食品として消費者庁にも届出が受理されています。
1-3. 血液脳関門を通過できる特別な成分
脳には「血液脳関門」というバリア機能があり、ほとんどの物質は脳内に入れません。
しかし、エルゴチオネインはこの関門を通過できる特別な成分なんです。
つまり、口から摂取したエルゴチオネインが実際に脳内に届き、脳細胞に直接作用できるということ。これが他の抗酸化成分にはない大きな特徴といえるでしょう。
2. エルゴチオネインが記憶力に与える影響とは

「本当に記憶力に影響があるの?」そう思われるのも当然ですよね。 ここでは、科学的な研究データをもとに、エルゴチオネインと記憶力の関係を見ていきましょう。
2-1. ヒトを対象とした臨床試験の結果
金沢大学の研究チームが実施した臨床試験では、エルゴチオネインを含むサプリメントを12週間摂取したグループで、記憶力に関する好ましい変化が確認されました。
この試験は「ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験」という、科学的に信頼性の高い方法で行われています。
具体的には、健常者および軽度認知障害者を対象に、1日あたり5mgのエルゴチオネインを摂取してもらったところ、プラセボ群と比較して言語記憶の有意な向上が見られたんです。
2-2. 言語記憶力の改善が確認された研究データ
別の研究では、エルゴチオネインサプリメント25mgを週3回(1日あたり約10mg)、1年間継続して摂取した結果、血中のエルゴチオネイン濃度が着実に上昇し続け、言語記憶力の改善が報告されています。
言語記憶とは、言葉や名前を覚えて思い出す能力のこと。「あの人の名前、なんだっけ?」という経験が減る可能性があるということですね。
この研究では、総合記憶、認知機能速度、反応時間、持続的注意力についても、投与開始前と比べて有意な改善が見られたそうです。
2-3. マウス実験でも示された記憶学習能力の向上
動物実験においても、エルゴチオネインの効果は確認されています。
マウスに1〜50mg/kgのエルゴチオネインを週3回、経口投与したところ、記憶学習能力が向上することが明らかになりました。
動物実験とヒト試験の両方で同様の結果が得られているということは、科学的な信頼性が高いといえるでしょう。
3. 脳の疲れと認知機能をサポートするメカニズム
エルゴチオネインが記憶力に好ましい影響を与える背景には、どのようなメカニズムがあるのでしょうか。 ここでは、脳内での働きを詳しく見ていきます。
3-1. 強力な抗酸化作用が脳細胞を守る仕組み
脳は全身の中でも特に酸素を多く消費する臓器です。そのため、活性酸素による酸化ストレスにさらされやすいんですね。
エルゴチオネインは、この活性酸素を効率的に除去する強力な抗酸化作用を持っています。
具体的には、脳細胞の膜やDNAを酸化ダメージから保護し、細胞の機能低下を防ぐと考えられています。これが結果として、記憶力や認知機能の維持につながる可能性があるんです。
3-2. 神経細胞の成長を助ける働き
さらに注目すべきは、エルゴチオネインが神経栄養因子という物質を誘導する働きがあること。
神経栄養因子は、神経細胞の成長や生存を助ける重要なタンパク質です。エルゴチオネインはこの神経栄養因子を増やすことで、神経新生(新しい神経細胞が生まれること)を促進するんですよ。
つまり、ただ脳細胞を守るだけでなく、神経細胞のつながりを強化し、新しい神経回路を作る手助けもしているということなんです。
3-3. 抗炎症作用が脳の健康維持につながる可能性
脳内の慢性的な炎症は、認知機能低下の一因と考えられています。
エルゴチオネインには抗炎症作用もあることが研究で示されており、脳内の炎症を抑えることで、脳の健康維持に貢献している可能性があります。
抗酸化作用と抗炎症作用のダブルの働きが、脳の疲れにアプローチし、認知機能をサポートしているのかもしれませんね。
4. 認知機能への科学的エビデンス|臨床試験から分かったこと
記憶力だけでなく、認知機能全般への影響についても、複数の臨床試験が行われています。 ここでは、その具体的な結果をご紹介しますね。
4-1. 健常者および軽度認知障害者を対象とした研究
日本で実施された臨床試験では、健常者と軽度認知障害(MCI)の両方の方を対象に、エルゴチオネインの効果が検証されました。
この研究は「薬理と治療」という学術誌に掲載されており、科学的な信頼性が担保されています。
試験では、エルゴチオネイン5mgを含む食品を毎日12週間摂取してもらったところ、複数の認知機能検査で好ましい結果が確認されました。
特に注目すべきは、健常者だけでなく、軽度認知障害の方でも効果が見られたという点です。
4-2. 注意力・反応時間の改善データ
この臨床試験では、記憶力だけでなく、注意力や反応時間についても測定が行われました。
結果として、持続的な注意力を保つ能力や、課題に対する反応時間の改善が確認されています。
「仕事中の集中力が続かない」「とっさの判断が遅くなった気がする」という悩みをお持ちの方にとって、これは嬉しいデータですよね。
さらに、認知機能速度(情報を処理するスピード)についても向上が見られたそうです。
4-3. 血中濃度と認知症リスクの関係
もう一つ興味深い研究があります。
シンガポールで行われた大規模な疫学調査では、血中のエルゴチオネイン濃度が高い人ほど、アルツハイマー病を含む全ての原因による認知症を発症するリスクが低いことが明らかになりました。
これは因果関係を証明するものではありませんが、日頃からエルゴチオネインを含む食品を摂取することの重要性を示唆するデータといえるでしょう。
5. エルゴチオネインを効率的に摂る方法
「じゃあ、どうやって摂ればいいの?」と思われますよね。 ここでは、エルゴチオネインを豊富に含む食品について詳しくご紹介します。
5-1. 含有量が多い食品ランキング
エルゴチオネインを最も効率的に摂取できるのは、キノコ類です。
特に含有量が多いのは、以下のキノコです(100gあたりの目安):
- タモギタケ: 約50mg
- ヒラタケ: 約40〜50mg
- エリンギ: 約30〜40mg
- シイタケ: 約20〜30mg
- エノキタケ: 約10〜20mg
タモギタケは、北海道で自生するキノコで、エルゴチオネインの含有量が群を抜いて高いことで知られています。
5-2. タモギタケ・ヒラタケ・エリンギの実力
「1日5mgが目安」とされていますので、具体的にどのくらい食べればいいのか見てみましょう。
- タモギタケ: 約10g
- ヒラタケ: 約10〜12g
- エリンギ: 約12〜15g
- シイタケ: 約20〜25g
意外と少量で必要量が摂れるんですよね。
ヒラタケやエリンギは、スーパーで手軽に購入できるので、日常的に取り入れやすいキノコといえます。
5-3. 調理方法による栄養の変化
エルゴチオネインは水溶性の成分なので、調理方法によって摂取量が変わります。
おすすめの調理法:
- 炒め物(油で調理すると流出が少ない)
- スープ・鍋物(煮汁ごと摂取できる)
- 炊き込みご飯(米に栄養が染み込む)
避けたい調理法:
- 長時間の水洗い
- 茹でこぼし(栄養が流出)
キノコは洗わずに、汚れをキッチンペーパーで軽く拭く程度にしておくと、栄養を余すことなく摂取できますよ。
6. サプリメントで摂取する場合のポイント
「毎日キノコを食べるのは難しい」という方には、サプリメントという選択肢もあります。 ここでは、サプリメント選びのポイントをお伝えしますね。
6-1. 1日あたりの推奨摂取量
機能性表示食品として届け出されている製品では、1日あたり5mgのエルゴチオネインが基準とされています。
臨床試験では5〜25mgの範囲で効果が確認されていますので、単味のサプリメントを選ぶ場合は、5〜25mgの範囲が好ましいでしょう。
ただし、多量に摂取すれば効果が高まるというものではありません。継続的に適量を摂ることが大切です。
6-2. 機能性表示食品の選び方
サプリメントを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
①機能性表示食品の届出番号があるか 消費者庁に届出が受理されている製品は、科学的根拠に基づいた表示が可能です。
②タモギタケ由来か、発酵法由来か タモギタケから抽出したものと、発酵法で作られたものがあります。どちらも有効性は確認されていますが、原料の由来を確認しておくと安心ですね。
③GMP認証工場で製造されているか 品質管理が徹底された工場で作られている製品を選びましょう。
6-3. 継続摂取で血中濃度を保つことの重要性
エルゴチオネインは、体内に蓄積されやすい成分です。
研究では、1年間継続して摂取することで、血中のエルゴチオネイン濃度が着実に上昇し続けることが確認されています。
つまり、短期間で効果を求めるのではなく、3ヶ月〜1年程度の継続摂取が望ましいということ。
「まずは3ヶ月続けてみる」という気持ちで取り組むといいかもしれませんね。
7. エルゴチオネインを取り入れる際の注意点
安全性についても、きちんと確認しておきましょう。 ここでは、エルゴチオネインを摂取する際の注意点をまとめます。
7-1. 副作用の報告はあるのか
現在のところ、エルゴチオネインの摂取による副作用は報告されていません。
国内外の臨床試験においても、安全性に関する問題は確認されていないようです。
ただし、これは「推奨量を守って摂取した場合」の話です。どんな成分でも、過剰摂取は避けるべきですよね。
7-2. 薬との飲み合わせについて
エルゴチオネインは食品成分ですので、基本的に薬との飲み合わせで問題が起こることは考えにくいです。
ただし、以下のような場合は、念のため医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
- 持病があり、複数の薬を服用している
- 抗凝固薬など、特定の薬を飲んでいる
- アレルギー体質である
不安な点があれば、専門家に相談してから始めると安心ですよ。
7-3. どのくらいの期間、続けるべきか
臨床試験では、12週間(約3ヶ月)から効果が確認されています。
また、1年間の継続摂取で血中濃度が安定して上昇するというデータもあります。
そのため、まずは3ヶ月を目安に継続し、体調の変化を観察してみるのが良いでしょう。
記憶力や認知機能は、短期間で劇的に変わるものではありません。長い目で見て、習慣として取り入れることが大切です。
8. まとめ:エルゴチオネインで脳の健康習慣を始めよう
ここまで、エルゴチオネインと記憶力・認知機能の関係について、科学的根拠をもとに詳しくお伝えしてきました。
最後に、重要なポイントを3つにまとめますね。
①エルゴチオネインは記憶力と認知機能をサポートする成分 ヒトを対象とした臨床試験で、言語記憶力や注意力の維持に関する好ましい結果が確認されています。血液脳関門を通過して脳内に届き、抗酸化作用と神経保護作用で脳細胞を守る働きが期待されています。
②キノコ類から手軽に摂取できる タモギタケ、ヒラタケ、エリンギなどのキノコ類に豊富に含まれており、1日10g程度で推奨量の5mgを摂取できます。炒め物やスープで調理すると、効率よく栄養を取り入れられます。サプリメントを活用する場合は、機能性表示食品を選ぶと安心です。
③継続摂取で血中濃度を保つことが大切 研究では、3ヶ月〜1年の継続摂取で効果が確認されています。副作用の報告もなく、安全性の高い成分です。短期間で効果を求めるのではなく、毎日の習慣として取り入れることが、脳の健康維持につながります。
「最近、物忘れが増えた気がする」「集中力が続かない」そんな悩みを抱えているなら、まずは今日の夕食にキノコ料理を1品加えてみませんか?
エルゴチオネインは、私たちの脳を内側からサポートしてくれる心強い味方。
毎日の食事やサプリメントで、コツコツと脳の健康習慣を積み重ねていきましょう!

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